シーチング(木綿)を染める<たまねぎ染め>(銅媒染)編 ***


おはようございます(・∀・)ノ はないとです♪



遅くなりましたが忘れてませんよ~

たまねぎ染めの銅媒染した生地の写真がなかなかお昼間に撮ろうと思いつつ「あれっ?夜 」ってこと続きでした。

色目が蛍光灯だと上手くでないのですみません



たまねぎ染め銅媒染.jpg


銅媒染は2枚しました

ためねぎの抽出液もあったし生地も2枚で今回購入したのが終わりだったので( *´艸`)


若干ムラムラな仕上がりになってまして、このあと1回がーーーーっと洗濯機で洗います(・ω・)ノ



改めまして、

シーチング(木綿)をコーヒー・ローズマリーと染めて、次にたまねぎの外皮で染めてみました


① みょうばん(フィトカリ)媒染

② 鉄(木酢鉄)媒染

③ アルカリ性重曹を入れてからの銅媒染

④ 銅媒染


上記4種類しましたので、それぞれ別の記事にしてご報告したいと思います


シーチング染め完成.jpg

(*洗いが終わってないので終わりましたら全部の記事の写真を訂正しますので少々お待ちください)



◆ シーチング(木綿)の下処理はコーヒー染め・ローズマリー染めと同じになりますので今回は省略させていただきます。

下処理方法はこちらからご覧いただけます




*****






◆◆ 必要な道具 ◆◆

● 鍋 2つ(たまねぎの抽出液をつくる用に鍋1つ使ってます)
● ボウル 1つ
● 菜箸など
● 計量カップ
● キッチンスケール
● ザル
● おたま

◆ 染めに必要なもの

● シーチング(木綿) 約44×46cm(約37g) 2枚
● たまねぎの外皮 55g(3種類の媒染方法全てに使っている量ですが、まだまだ出そうですので減らしていただいて大丈夫です。)
● 銅媒染液  6g(本には水500mlに5gで、今回800mlに6gでしてみました。)
● 豆乳    シーチング2枚に豆乳が行きわたる量

*たまねぎの外皮 本に記載されてる量は水500mlに10gです ご参考までに



■■■ 下準備(コーヒー染め・ローズマリー染めと同じです



*****



■■■ 抽出液をつくります

今回は3種類の媒染方法を1日でするため、前の夜から作りました。

   ●●● 抽出時間 ●●●

たまねぎ染め1.jpg



◆ 鍋に55gのたまねぎの外皮を入れ、水をかぶるくらいまで入れて火にかけます。(抽出液があまれば羊毛染めたらいいかというアバウトな量です(^-^;)55gは集めてたのがそれだけあったからなので根拠はありません  ちなみに羊毛を染める時は被染物の20%~30%目安にしています)

 弱火の中火くらいで30分

 火を止めてから30分放置

 30分また火にかけそのあと一晩放置

 朝30分火にかけ煮る


* お水が減れば足しますが今回弱火で煮たたせないくらいで煮てましたのでそれほど減ることもなく足してませんがお水が減っているようでしたら足してください。


* 抽出時間は自己流で、時間のある時に煮てそのあと放置という感じで煮出しております。


たまねぎ抽出液.jpg

 今回のたまねぎの抽出液の色はこれくらいです


* 翌々日に染めていますので、これプラスαでもう一度火にかけてから濾しています。
(気温の低い時期は涼しいところに置いておけばしばらく大丈夫ですが、できれば外皮は取り除いておいた方が腐りにくいと思います。状態を見てお使いください。)


*****




◆ 抽出液は、ざるで濾して染めようの鍋に入れています。木綿はじゃぶじゃぶ洗えますのでキッチンペーパーも敷かずに大きな皮などが取れたらいいかなという感じです。


■■■ 染色します

たまねぎ染め1.jpg

沸騰して弱火で15分~20分
今回は22分(色の加減を見て自分の求めてる色くらいで止めてますが、このあと銅媒染をしますと色は変わります。)

たまねぎ染め2.jpg

* 抽出液が今回多くできましたので、1000ml弱くらい入れています。



■■■ 銅媒染液を溶かした水(800mlくらい)に浸けます(媒染)


たまねぎ染め3.jpg

20分浸けておきます

* 今回③のアルカリ性銅媒染の10gから6gに減らしてみたのですが、ムラがあるってことはもう少し多くした方がいいのかもしれません。


③アルカリ性銅媒染と単なる銅媒染の違いは、匂いは全然普通でした。

ということは、重曹が入ることによっての匂いだとわかりましたので、③をチャレンジしてみようかと思われる方がいらっしゃいましたら一応これを読んで「臭いんだな!」って心づもりはできると思いますので、「えっ思ったより臭くないよ!」って方がいらっしゃいましたら是非コメントをお寄せいただけたらと思います



■■■ 布を軽く絞って抽出液に戻し沸騰したら火を止めます。常温まで自然に冷まします。


たまねぎ染め5.jpg


たまねぎ染め6.jpg


火にかけ沸騰したら液は透明になっていきます。  みょうばんや鉄媒染ほどの透明感がでませんでした~なんでかな? 銅は初めてなのでまた検証できたら追記します。

色定着のためですので布は裏返したりしながら全体にいきわたるようにするといいでしょう。




 自然に冷めるまで待ちます


■■■ すすぎ洗い

ボウルに水を入れた中に布をいれすすぎます

今回もしっかり洗いました


■■■ 乾燥

硬く絞って陰干しします

* この時色が薄い場合は乾燥後もう一度染めてください




写真の色目は近い色目のものを選んではいますが、PCモニターなどで違って見えたり、濃さなどでも違う場合もありますのでご参考まで。


③アルカリ性銅媒染をして、正直心折れるくらいに匂いにやられてしまいまして( ;∀;) まだたまねぎの外皮の抽出液残ってるんだけど~と思いながらも腰が重くなっちゃって染めるまでに時間がかかってしまいました。


抽出液は、タデ藍の生葉染めのように時間が経つと消えてしまうものもありますが、そうじゃないものの方が多いかもしれません。

木の皮などは、堅いのでまず水につけておりて柔らかくしてから火にかけて、それも何日かに分けて抽出する場合もありますし、カレーと同じで毎日火にかけてると涼しい時ならすぐに腐っちゃうということもあまりないので、念のため匂い確かめてお使いください( *´艸`)

近年の日本はカレーもじゃがいも入ってると特に腐りやすいので冷蔵庫保存が一般的ですけども。例えが食べ物になってしまって失礼いたしました


色目を濃くしたい場合は、抽出液を濃くだしたり、染色時間を長めにされてもいいでしょう。
逆に薄い場合は抽出液を薄めに水を足されて調節するといいでしょう。染色時間は同じ方がいいと思われます。


この色目は葉っぱや茎にも使かいやすそうでコーヒー染めと濃淡あっていいなと思っています



まとめ

みょうばん媒染  1枚(黄色)
鉄媒染      1枚(茶色)
アルカリ性銅媒染 2枚(ベージュ系のピンク色)
銅媒染      2枚(赤みのある黄色)



シーチングは、1.5m分をたまねぎの外皮55gからの抽出液で染めました。

同じ色でならもうちょっと染められる量かなと思われます


匂いに関しましては、ずっと吊り下げてるとだんだんと抜けていってるように思います。


2m分の染めが終わりましたので、そろそろのり付けをしたいかなと思っています


あとやってみたいのが黒豆染めです('◇')ゞ


1度羊毛でチャレンジしたことはあるのですが、イマイチうまくできなかったのでリベンジしたいと思っています。


黒豆も抽出液作るのが時間かかるんですよね~

お豆は食べれますので、食べれるように煮てお汁だけを染色用にいただきます( *´艸`)


いろいろつくることも溜まってますので、ふとその気になったらやってみますね~




この記事へのコメント

記事リンク